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百鵬天翔株式会社(JoinCaring Co. Ltd.)

百鵬天翔:空を飛ぶ鷹のように


ビジョン

百鵬天翔株式会社は、令和2年(2020年)に薬用キノコの微生物資源及び生産技術の開発を目的に設立されました。マイコケミカルや多糖類を豊富に含む高品質の薬用キノコを生産しており、機能性健康食品や新薬開発の原薬(API)としての活用を目指しています。

経営陣

百鵬天翔株式会社は新興企業ですが、一流大学の生命科学系研究室で研鑽を積んだ博士あるいは修士号取得者のみで構成されており、菌株改良、液中発酵プロセス、固体発酵プロセス、薬用キノコ(菌類子実体)など、微生物生産プロセスの研究開発において長年の経験を持っています。特に熟練しているのは、プロバイオティクス、微小菌類、大型菌類(キノコ)などさまざまなタイプの微生物の人工培養とそれらの生理活性化合物を含む製品開発です。また、チームメンバー間の連携が緊密で、多くの著名な学者から学術的な協力を得られる環境にあり、革新的なアイデアの獲得、計画、推進、管理が行われています。

 


製品


I. サナギタケ (Cordyceps militaris)の子実体

1. サナギタケ (Cordyceps militaris)の意義

サナギタケ(蛹茸, Cordyceps militaris,コルディセプス・ミリタリス)はノムシタケ属に属する菌類の一種。別名、北冬虫夏草、北虫草。食用、薬用として価値の高い菌類で、高山に自生する冬虫夏草(Ophiocordyceps sinensis, Cordyceps sinensis)の代替品として用いられます。

コルジセピン、マンニトール、コルジキサンチンなどの重要な薬効成分の種類や含有量は、冬虫夏草より、サナギタケのほうがはるかに多いことが、様々な研究からわかっています。野生の冬虫夏草は確かに希少で非常に高価ですが、ヒ素といった重金属に汚染されている危険性があるため、サナギタケのほうが薬物的価値が高いと考えられます。

2. サナギタケの子実体

一般に、サナギタケは、菌糸よりも子実体のほうに薬効のある栄養素が多く含まれていると考えられています。サナギタケの生産は、昆虫の蛹を基質としてもできますが、コストが高く、品質管理が困難であるため、通常、商業生産では、米、大麦、ハトムギなどの穀物ベースの基質を使用した栽培法が主流です。穀物使用の栽培法なので、ベジタリアンでもサナギタケ子実体を食べることができます。サナギタケ子実体は、白色光または青色光の照射によって、オレンジ色の棒状に形成されます。子実体の生産技術は難しくありませんが、サナギタケ株は簡単に退化します。一定の品質のサナギタケ子実体を生産し続けるには、専門性の高い栽培技術を持つ技術者が必要です。

3. サナギタケの効果

サナギタケは漢方医学でよく知られています。その抗炎症、抗腫瘍、アンチエイジング作用などの生物学的活性については、多くの研究報告があります。サナギタケの薬効は、コルジセピン、アデノシン、マンニトール、多糖類など、多くの真菌化学物質によるものと考えられています。コルジセピンは、アデノシンとヒドロキシル基が 1 つしか違わない、アデノシン類似体ですが、様々な生物学的活性が多くの臨床試験や科学論文で証明されています。例えば、がん細胞のアポトーシス誘導、炎症の軽減、RNA 転写の阻害があげられます。これらから、がん転移に対する効果が研究されています。近年、コルジルテイン (Cordylutein, コルジキサンチン Cordyxanthinsとして知られていたもの)を含む抽出物が、青色LED光によって引き起こされる損傷から目(黄斑,)を保護することが報告されました。

サナギタケは健康全般に有益な効果があるため、医療分野や日常の食生活において重要になることが期待されています。

4. 百鵬天翔が生産するサナギタケ子実体

百鵬天翔は健康食品に使用できる高品質のサナギタケ子実体と、新薬開発の有効成分(API)として使用できる生理活性代謝物を生産しています。当社のサナギタケ子実体は、高濃度のコルジセピン(1.5%以上)とコルジルテインを含む、非常に品質の高いものです。

5. サナギタケ子実体および生物活性物質のご提供
湯浅裕美博士 (Dr. Yumi Yuasa)までご連絡ください
joincaring@accurome.com
joincaring@gmail.com

 


II. タイガーミルクマッシュルーム(Lignosus rhinocerus

1. タイガーミルクマッシュルーム (Lignosus rhinocerus)の重要性

Lignosus rhinocerusLignosus rhinocerotis)は、一般に「タイガーミルクマッシュルーム、TMM」と呼ばれ、さまざまな治療効果を持つ貴重な食用および薬用キノコ類です。タイガーミルクマッシュルームは、主に台湾、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、パプアニューギニア、中国南部などの亜熱帯から熱帯雨林地域に分布しています。タイガーミルクマッシュルームは、マレーシアの先住民に「 Cendawan Susu Rimau」と呼ばれ、古くから健康管理に使用されており、マレーシアの国宝として知られています。その重要性は、台湾の牛樟芝(ぎゅうしょうし, Antrodia cinnamomea, Taiwanofungus camphoratus)、日本と韓国のメシマコブ(Phellinus linteus, Sanghuangporus sanghuang)、中国の冬虫夏草(Ophiocordyceps sinensis, Cordyceps sinensis)、北欧諸国のチャガ茸(Inonotus obliquus)、そして世界的に重要なサナギタケ(Cordyceps militaris)と霊芝(レイシ、Ganoderma lucidum とその近縁種)に匹敵します。

2. タイガーミルクマッシュルーム (Lignosus rhinocerus)の菌核

タイガーミルクマッシュルームの子実体は、地中に埋まっている菌核、柄、および傘で構成されています。森林では、適切な環境条件下で、地下土中の菌核から柄と傘が出現しない限り、菌核を発見することは困難です。菌核は、地中深くで劣化することなく何年も保存されますが、柄と傘が成長するにつれ菌核の持つ効能は消費されます。タイガーミルクマッシュルームから効率よく有効成分を得るには、純粋な菌株を人工的に栽培して本物の菌核を生成し、キノコの柄と傘の形成を阻止する必要があり、これには非常に特殊な技術が必要です。

3. タイガーミルクマッシュルーム (Lignosus rhinocerus)の効能

東南アジアの原住民が、タイガーミルクマッシュルームを咳、喘息、気管支炎、嘔吐、発熱、鼻アレルギー、食中毒などの病気の治療や、体力を強化する強壮剤として使用していたという報告は、1664年という昔に遡って見られます。今日の研究者は最先端技術を駆使して、その効能の理論的メカニズムを検証し続けています。研究によると、タイガーミルクマッシュルームの菌核には、多糖類、多糖類タンパク質複合体(PSPC)などのさまざまな生物活性成分が含まれており、抗炎症、抗酸化、抗増殖、免疫調節に顕著な効果が報告されています。この抗炎症効果は、タイガーミルクマッシュルームの菌核が咳、喘息、鼻や皮膚のアレルギー、慢性肝炎、肺疾患の治療に使用されてきたことを裏付けるとも言えます。また、タイガーミルクマッシュルームの菌核は食物繊維を多く含み、腸内のプロバイオティクスであるビフィズス菌(Bifidobacterium longum)やLevilactobacillus brevisの増殖を促進し、腸内環境を整えるためのプレバイオティクスとして開発される可能性も秘めています。

4. 百鵬天翔株式会社のタイガーミルクマッシュルーム (Lignosus rhinocerus

2021年、百鵬天翔株式会社の研究開発チームは、台湾の低山岳地帯から複数の菌核と新鮮なキノコ組織を収集し、純粋培養物を分離しました。分子DNA配列分析と形態学的識別により、純粋分離株の一部がLignosus rhinocerusであることが確認されました。

徹底的な研究開発を経て、完全管理の工場で純粋なタイガーミルクマッシュルームの菌核を栽培し、生産プロセスの確立に成功しました。さまざまな用途に十分な量のタイガーミルクマッシュルームの菌核を安定して生産し、提供することが可能になりました。

5. タイガーミルクマッシュルーム (Lignosus rhinocerus)菌核のご提供
湯浅裕美博士(Dr. Yumi Yuasa)までご連絡ください
joincaring@accurome.com
joincaring@gmail.com

 


III. 烏霊參(Xylaria nigripes およびその近縁種の菌核)

1. 烏霊參(Wu-Ling-Shen)とは?

烏霊參は真菌菌核の一種で、もともと中国四川省西部の成都平原で薬用として用いられると報告されました。Xylaria nigripes は、放棄された地下のシロアリの巣内で生成される巨大な菌核とよく関連付けられます。最近の研究では、Xylaria nigripesXylaria subescharoideaXylaria neonigripesXylaria rogersionigripes など、少なくとも 6 種の Xylaria が烏霊參を形成できることが示されています。

2. 烏霊參の機能

伝統的な漢方医学では、、野生で採取された烏霊參には、湿気を取り除き、心を落ち着かせ、動悸を止め、授乳を促進し、腎臓を強化し、睡眠を促進する効果があります。現在、Xylaria nigripesとその近縁種の発酵菌糸を乾燥して粉末にし、カプセルに入れて、「烏霊カプセル」という商品名で販売されています。2020年版の「中華人民共和国薬局方」によると、「烏霊カプセル」には鎮静・催眠、認知力向上、神経伝達物質調節、抗うつ、聴力改善、抗放射線などの効果があるそうです。臨床的には主に不眠症の治療に使用され、または他の薬剤と組み合わせて、心血管疾患や脳血管疾患、婦人科疾患、消化器疾患、耳鼻咽喉疾患など、さまざまな疾患によって引き起こされる不安、うつ症状、睡眠障害の治療に使用されます。

3. 百鵬天翔株式会社の烏霊參とXylaria nigripesとその近縁種の菌糸体粉末

徹底的な研究開発を経て、百鵬天翔株式会社は実験室で環境要因を制御しながら烏霊參の培養に成功し、Xylaria nigripesとその近縁種の機能性菌糸体粉末に成功し、標準的な生産プロセスを確立しました。これにより、科学研究や臨床試験に十分な量の烏霊參とXylaria nigripesとその近縁種の機能性菌糸体粉末を生産できます。

4. 烏霊參菌核の供給
湯浅裕美博士(Dr. Yumi Yuasa)までご連絡ください
joincaring@accurome.com
joincaring@gmail.com